オリンピック・リヨンでは間もなくオーナーが変わろうとしている。フランス紙「L’equipe」によると、元リヴァプールFCオーナーのジョージ・ジレットの息子であるアメリカ人のフォスター・ジレットに6億3600万ドル(約858億1200万円)で株式の半分以上を売却することを最終的に決定している。

ジレットは買収額の半分である3億1800万ドルを投じて、少数株主でもある世界でも有名な映画製作会社パテ(33.53%保有)、IDGキャピタル(19,96%保有)から合計20%分の株式を購入し、残りの金額は、現オーナーのジャン・ミッシェル・オーラの株式購入に充てられる予定だ。

また、フォスター・ジレットは、今夏のチームの戦力強化のためにクラブに134億9200万円以上の増資をするだろう。

ジャン・ミシェル・オーラ氏は、オーナーシップの移行を円滑に進めるため、1987年から務めている同クラブの会長にあと約3シーズン留まる予定だ。その後は新オーナーとなるジレットが後を継ぐことになる。

最近では欧州の他の主要クラブでもオーナーが変わっている。その中で、チェルシーは42億5000万ポンド(約7038億6300万円)でトッド・ベーリー氏が買収し、アブラモビッチ氏の20年に渡る経営に終止符が打たれた。

また、ミランは米国の投資グループ、レッドバードに12億ユーロ(1695億4800万円)でクラブを売却することで合意し、エリオット・マネジメント・コーポレーションからクラブの権限が渡った。