レアル・マドリードというビッグクラブを去るという決断をするのは簡単なものではないが、多くの選手がサッカー界で活躍するためにはベルナベウから離れるべきものと判断している。今回の記事では、レアル・マドリードを退団し、現在他のクラブで活躍している選手達をご紹介したいと思う。

レアル・マドリードを退団して活躍している選手

マテオ・コバチッチ


国籍:クロアチア
ポジション:MF
RM所属期間:2015-2019
現所属クラブ:チェルシー

クロアチア代表のコバチッチは2018年にローン移籍としてチェルシーに移籍した。モドリッチとクロースの影でプレーしていたコバチッチは出場機会を求めてチェルシーに移籍するとプレー時間も多くなり、活躍したのちには4,500万ユーロ(約58.5億円)で完全移籍となった。現在ではトゥヘル監督のキープレイヤーとなっており、プレミアリーグの中でも万能な選手となっている。

テオ・エルナンデス


国籍:フランス
ポジション:DF
RM所属期間:2017-2019
現所属クラブ:ACミラン

2017年にレアル・マドリードに移籍し、2018年にはレアル・ソシエダにローン移籍したテオ・エルナンデスは活躍できずに、2019年にACミランへの完全移籍が発表された。ミラノのスターとなったテオは2シーズン(2022年1月4日現在)で17ゴールを獲得している。2,000万ユーロで売却されたテオは現在セリエA最高の左SBと評価されている。

マルティン・ウーデゴール


国籍:ノルウェー
ポジション:MF
RM所属期間:2015-2021
現所属クラブ:アーセナル

ノルウェー代表のウーデゴールはスタメンが保証されないレアル・マドリードから退団する決意をした。2020-2021年シーズンの冬の移籍市場では出場機会を求め、アーセナルへローン移籍となった。その後の夏の移籍市場でアーセナルは4,000万ユーロを支払い完全移籍し、アルテタ監督のキープレイヤーとなっている。日本代表の冨安のチームメイトでもあるウーデゴールは今シーズン、プレミアリーグで4G3Aと活躍している。

アルバロ・モラタ


国籍:スペイン
ポジション:FW
RM所属期間:2010-2014、2016-2017
現所属クラブ:アトレティコ・マドリード(期限移籍先:ユベントス)

レアル・マドリード下部組織出身、スペイン代表のモラタは、退団後ユベントス、チェルシーとアトレティコ・マドリードと、欧州リーグのビッグクラブに在籍している。スペイン人選手で総額移籍金額トップ1を記録しており、レアル・マドリードの売却金額(8,000万ユーロ=約104億円)トップ1もキープしている。様々なタイトルを獲得している他、プロキャリア通算220ゴールを記録している。

マルコス・ジョレンテ


国籍:スペイン
ポジション:MF
RM所属期間:2015-2019
現所属クラブ:アトレティコ・マドリード

同じくレアル・マドリード下部組織出身のジョレンテは宿敵アトレティコ・マドリードへ移籍し活躍している。2016-2017年シーズンはアラベスでプレーし、活躍が認められレアル・マドリードへ復帰するが、出場機会があまり多くなかった。2019年にはアトレティコ・マドリードが4,000万ユーロ(約52億円)の移籍金を支払いベルナベウを去ることになった。現在はシメオネ監督の元で活躍している。