サッカーの大多数のクラブには下部組織が存在する。下部組織では幼い頃からしのぎを削り合いカテゴリーが上がるごとに落とされる人も出てくるため、ほんの一握りの選ばれし者のみがトップチームへの昇格を果たすことができる。

スペインでは、7〜8歳が所属できる「プレベンハミン」というカテゴリーから、U-18の下部組織では一番上のカテゴリーである「フベニール」まで存在する。全6カテゴリーに分けられており、プレベンハミン、ベンハミン、アレビン、インファンティル、カデーテ、フベニールとなっている。

レアル・マドリードにも例外なく下部組織が存在する。通称「ラ・ファブリカ(工場の意味)」だ。現在は日本でも注目が集まる「ピピ」こと中井選手も幼い頃から順調にカテゴリーを上がってプレーしている。

先ほども言ったように下部組織からトップチームに昇格し活躍する選手は一握りしかいない。しかし、その小さな穴をくぐり抜けた選手が存在することも事実だ。今回は「ラ・ファブリカ」からトップチームに昇格し、大活躍を見せた選手を5名紹介しよう。


「ラ・ファブリカ」出身でトップチームで活躍した選手5名


1. イケル・カシージャス


ポジション:GK

リーグ戦出場数:510試合

トップチーム在籍期間:99-00〜14-15

代表歴:167試合

2. マノロ・サンチス


ポジション:DF

リーグ戦出場数:523試合

トップチーム在籍期間:83-84〜00-01

代表歴:48試合1ゴール

3. グティ


ポジション:MF

リーグ戦出場数:387試合

トップチーム在籍期間:95-96〜09-10

代表歴:13試合3ゴール

4. ラウール


ポジションFW

リーグ戦出場数:550試合

トップチーム在籍期間:94-95〜09-10

代表歴:102試合44ゴール

5. ブトラゲーニョ


ポジション:FW

リーグ戦出場数:341試合

トップチーム在籍期間:83-84〜94-95

代表歴:69試合29ゴール