2019-2020シーズンと比較して、昇格クラブを除くと最も上昇率が高かったのはレアル・ソシエダ であり、14%増となった。


ラ・リーガはコロナの影響があったにもかかわらず、所属クラブに放映権利でより高い金額を分配している。2020-2021シーズン、スペインサッカー協会はラ・リーガの20クラブに総額14億4470万ユーロ(約1,878億円)を分配し、前年比1.9%増となった。

最も増加が大きかったのはレアル・ソシエダで、ラ・リーガのクラブの中では中位に位置しているものの、前シーズンと比べて14%増の6,640万ユーロ(約86.32億円)が支払われた。

ランキング形式にすると、1位はFCバルセロナで1億6560万ユーロ(約215.3億円)、2019-2020年シーズン比で0.3%の増収。一方、レアル・マドリードは前年同期比4.3%の増収、3位は現ラ・リーガの覇者であるアトレティコ・マドリードで前年同期比4.7%増の1億3010万ユーロ(約169.1億円)となった。

バレンシアCFの放映権利料の収入はコロナのシーズンと比較して減少しており、ほぼ11%減の7,330万ユーロ(約95.3億円)になった。

ラ・リーガ:2部リーグでの放映権利料分配を14.6%増加


ランキングの下位は、例年通り、2部リーグから昇格したばかりのクラブが占めた。エルチェCF、SDウエスカ、カディスCFが前年度比で最も変動が大きかった。CAオサスナ、レアル・バジャドリードに関しては、ともに5,000万ユーロ(約65億円)という数字に届かなかった唯一のクラブとなった。
 

2部リーグに関しては、ラ・リーガは所属22クラブに2.17億ユーロ(約282億円)を分配し、2019-2020年シーズンと比較して約15%増加したことになる。

前シーズンの比率で一番上昇したのはRCDエスパニョールの4,090万ユーロ(約53.2億円)となり、放映権利料分配全体のほぼ19%を占めた。これは、分配料として1,040万ユーロ(約13.5億円)、さらに降格支援金として3,050万ユーロ(約39.7億円)を受け取ったためと説明されている。