セリエA

21-22年のセリエAは、ACミランが10-11年以来のスクデットを獲得して幕を閉じた。トップ6は、ミラン、インテル、ナポリ、ユベントス、ラツィオ、ローマだったが、20-21年3位だったアタランタが8位に終わるなど、大きな動きも見せた。

最も勝ち点を伸ばしたのは、フィオレンティーナの22点。前年13位のチームは、21-22年に7位に滑り込み、カンファレンスリーグ予選出場権を獲得した。一方で先述の通り、アタランタはサパタなどの主力に怪我人が続出したため、大きく順位を落とした。

注)ローマ:62→63

 

ラ・リーガ

21-22年のラ・リーガは、レアル・マドリードが2年ぶりのチャンピオンに返り咲いた。しかし、トップ3は両シーズン共にレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードで固められており、スペインではこの3強が大きな力を持っていることが分かる。さらに言えば、7位まで順位は違えど同じチームとなっている。

21-22年は、中堅クラブが勝ち点を伸ばし、トップクラブが落とすという傾向が見られる。チャンピオンズリーグ出場権内では、レアル以外軒並み勝ち点を前年より減らしている。一方で、ベティス、ソシエダ、ビジャレアル、アスレティック、バレンシア、オサスナといった中堅クラブは、勝ち点数増加もしくは維持となった。

注)レアル・マドリード:84→86、ビジャレアル:58→59、ヘタフェ:38→39