レアル・マドリード

現在、世界最大のチームは、スポーツ面の成功だけでなく、経済的な成功、そして年々増加する収入も求めている。しかし、この2つは決して相反するものではない。

スポーツ面で成功すればするほど、売上高が増加し収益が大きくなる。その結果、各クラブのマーチャンダイジング(ユニフォーム、ボール、マフラーなど)は、スポーツの成功を目指す上で非常に重要な資産となっている。

2021-22年シーズンのマーチャンダイジング売上高が最も多かったチームはレアル・マドリードで330万ユーロを獲得した。これは、5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)の販売実績を分析する部門「キリアゴン」の調べによるものだ。

さらに、マドリーは、クリスティアーノ・ロナウドの最後のシーズンである2018年と比較して、2021-22年の売上高を400%増加させることに成功するなど約3年ぶりの大きな数字である。

その間、スターがいないことが大きな足かせとなっていた。しかし、2021-22のラ・リーガやUEFAチャンピオンズリーグでの成功で、マーチャンダイジングカテゴリーのトップに返り咲いた。

マドリーに続いてマーチャンダイジング収入が最も高いチームは、PSGとACミラン。 メッシ、ネイマール、ムバッペといった大スターのおかげで、パリは220万ユーロを稼ぐことに成功した。

一方、イタリア王者のACミランは、150万ユーロ強の収入を手にすることができた。最後に、スペインのチームでマドリーと並んでランクインしたのはFCバルセロナだけである。バルサはリオネル・メッシの退団でマーチャンダイジングの収入が落ち、70万ユーロにとどまった。

もしレアル・マドリードにムバッペが加入していたら…

もし、レアル・マドリードと基本合意まで進んだと言われる今をときめく選手、キリアン・ムバッペの移籍が成立していたら、マドリーの商品売上高記録を塗り替えられたに違いない。結局、ムバッペは2025年までPSGでキャリアを続けることを選択し、マドリーへの移籍を断った。