21-22シーズンよりセリエAでプレーするUSサレルニターナ1919は、1部リーグから追放される寸前であった。それを避けるには昨年の12月31日までにオーナーを変更する必要があったのだが、ダニーロ・イエルボリーノ氏が過半数の株式を取得したことによって免れた。元々は同じセリエAのラツィオのオーナーが保持していたが、それは禁じ手だったという。


98-99シーズン以来の1部リーグであったUSサレルニターナ1919はまたもや痛い目にあうところだった。オーナーに関する問題で、イタリアサッカー連盟(FIGC)から規定の遵守とオーナーの変更について延長と数回の警告を受けていたのだが、12月31日に設定された期限の数時間前にオーナー変更を成立させた。それまでは、SSラツィオのオーナーであるクラウディオ・ロティート氏がUSサレルニターナ1919を所有していたのだが、それがFIGCの規定に反するとして問題視されていた。この度新オーナーになったのは、イタリアの実業家ダニーロ・イエルボリーノ氏である。

USサレルニターナ1919が1部リーグ追放を免れるためには、SSラツィオのオーナーであるクラウディオ・ロティート氏はクラブを売却しなければならなかった。『ガゼッタ・デロ・スポルト紙』によると、1000万ユーロ(約13億円)で売却が完了したとのこと。

ダニーロ・イエルボリーノ氏は43歳の実業家であるが、若干28歳の時にペガサス大学をCVCに1億ユーロ(約130億円)で売却した。現在セリエAの最下位に沈んでいるクラブを活気づけることはできるのだろうか。

ちなみに、21-22シーズンのUSサレルニターナ1919にはバイエルン・ミュンヘンなどで活躍した元フランス代表フランク・リベリーが所属している。