セリエA

今シーズンからセリエAは、従来の放送局であるBeIN社との契約がないため、中東、北アフリカでは試合がYouTubeで無料配信されている。以前までは各週10試合の内5試合が放送されていたが、先週末から10試合全てが放送されることになった。


10試合のうち9試合はイタリアのリッソーネにあるセリエAの国際放送センターから、もう1試合はサウジアラビアのリヤドから解説が入る予定。


また、各試合日の1試合は、試合前と試合後にスタジアムからアラビア語のスタジオ中継を行う新たな試みもあるという。その第一弾が、先週の日本時間の日曜深夜2時に行われたミラノダービーだった。

中東・北アフリカがもたらすセリエAへの恩恵


フランス、オーストラリア、中東、北アフリカなど様々な地域で18-19年から20-21年までのセリエAの放映権契約を独自に結んでおり、1シーズンあたり約1億7000万ドル(約195億7300万円)の価値があるとのこと。実のところ、この額は中東、北アフリカの地域が大部分を占めている。


これに関して、セリエAの最高経営責任者であるルイジ・デ・シエルヴォは、次のように述べている。


「セリエAのYouTubeチャンネルは、登録者数で世界一のサッカーリーグチャンネルとして着実に成長している(790万人)。このことから、クラブとの合意のもと、もともと当リーグのファンが多い中東、北アフリカ地域でその可能性をさらに掘り下げていくことを考えている。」