10月に完了する予定だったこの取引は、オーストラリア・プロフェッショナル・リーグ(APL)を2.65億ユーロ(約344.5億円)と評価。Silver LakeのCEOであるステファン・エバンス氏は、取引後、APLの取締役に就任する予定。

米国の投資ファンドであるSilverLakeは、オーストラリアのプロサッカーリーグを運営する組織であるオーストラリア・プロフェッショナル・リーグ(APL)の33%の株式を8,900万ユーロ(約115.7億円)で取得した。10月に完了する見込みだったこの取引により、APLの評価額は2.65億ユーロ(約344.5億円)となった。APLは今年に入ってから、リーグの成長を後押しするために新たな投資先企業を探していたところだった。

今回の契約の一環として、Silver Lake社のCEOであるステファン・エバンス氏がAPLの取締役に就任することになった。Aリーグのクラブは64.7%の株式を引き続き保有し、国内放送のパートナーであるバイアコムCBS社が、放映権利の契約の一環として取得した株式により2%の株式を保有する。オーストラリアサッカー連盟は、現在は少数株式を保有しており、リーグの運営を管理することができる。

今回の買収後、APLはSilver Lake社が投資した資金を主に使用する分野の1つとして、「オーストラリアのフットボールファンを魅了する重要な要素」である新しいデジタルコンテンツプラットフォーム「KeepUp」の開発を挙げている。