ユヴェントス

ユベントスがスーパーリーグ構想からの脱退を発表した。

ユベントスがバルセロナとレアル・マドリードに送った声明文で、スーパーリーグを脱退する意向を表明し、このプロジェクトからの離脱のための法的手続きを開始。この手続きは数週間かかるとされる。

これでスーパーリーグへの支持を示しているクラブはバルセロナとレアル・マドリードの2クラブのみとなった。ユベントスは、2021年に発表されたこのプロジェクトの原動力の1つであったが今回、脱退が正式に決まった。

今回の決定は、ユベントスが直面しなければならなかったさまざまな法的手続きの後に下された。ユベントスはキャピタルゲインに関する不祥事で10ポイント剥奪の制裁を受け、次回のチャンピオンズリーグへの出場権を失い、先週は不正な給与操作により71万8000ユーロの罰金を受けた。この2件目の事件は、イタリアサッカー連盟との協定により、クラブの勝ち点を失うことなく終結している。

ユベントスの脱退は、EUの弁護士が、UEFAのシステムにおける新しい大会の創設に対する拒否権を支持してから6ヶ月後のこととなる。

欧州連合司法裁判所(CJEU)のアタナシオス・ラントス弁護士は、その判決の中で、プロモーターであるクラブに制裁を加えることをリーグに許可したが(条件付き)、スーパーリーグがシステムの外に創設される選択肢は残している。

スペインプロサッカー協会は、「ラ・リーガは、裁判所が、欧州の機関や各国政府の支持を得ている現行の欧州のスポーツモデルを支持すると信じている」と述べた。

いずれにせよ、欧州連合司法裁判所(CJEU)が実施する司法手続きの判断は、今月中に判明する見込みだ。今のところ、UEFA、FIFA、各リーグのいずれもこの判決に反応していない。

(By ALLSTARS CLUB編集部)