アルゼンチン代表

カタールワールドカップの決勝はアルゼンチンとフランスに決まった。アルゼンチンは2014年大会以来6回目、フランスは2年連続4回目の決勝進出となった。

アルゼンチンは準決勝で前回準優勝のクロアチアと対戦。前半34分にメッシのPKで先制すると、その直後にはフリアン・アルバレスが自陣からの独走ゴールを決める。

そして後半にはメッシがドリブルで右サイドを突破すると、最後はフリアン・アルバレスがワンタッチでゴール。メッシは若手注目株のDFヨシュコ・グヴァルディオルをいとも簡単に崩した。

クロアチアは何度かチャンスを作るも、ネットを揺らすことは出来ず。2試合連続での延長戦も響き、2大会連続での決勝進出とはならなかった。結果的にアルゼンチンが3-0で勝利し、決勝へ駒を進めた。

一方のフランスは、今大会快進撃を見せているモロッコと対戦。モロッコは、ベルギー、スペイン、ポルトガルといった欧州の強豪国を次々と破り、アフリカ勢として初のベスト4進出を果たした難敵だ。

しかし、前回王者はやはり強かった。フランスは、試合開始早々にテオ・エルナンデスが難しいゴールを決めて先制する。

モロッコも何度も決定機を迎えるが、堅い守備陣からゴールを奪うことができない。

するとフランスは、後半34分に途中出場のコロ・ムアニによるゴールで貴重な追加点を奪い、そのまま試合終了まで逃げ切った。

フランスとアルゼンチンの対戦は、今回の決勝で13回目となる。過去の対戦成績はアルゼンチンが6勝3分3敗で勝ち越している。

ただ両者の対戦と言えば、直近の2018年ロシアW杯ラウンド16での印象が強いのではないだろうか。

フランスが先制するも、前半のうちにディマリアのゴラッソでアルゼンチンが追いつくと、後半開始直後に逆転に成功。

しかし、フランスはパヴァールのスーパーゴールとエムバペの連続ゴールで一気に2点差を付けることに成功した。

アルゼンチンは試合終了間際にアグエロのゴールで1点差に迫るも反撃はここまで。フランスが準々決勝へ進んだ。

カタール大会も下馬評ではフランスの方が優位に見られているが、今大会のアルゼンチンはベテランが多かった前回大会とは異なる。

実際、アルバレスやエンソ・フェルナンデス、ロメロ、モリーナ、マク・アリステルなど主力には24歳以下の選手が揃っている。

もちろんフランスも前回のメンバーがそのまま残っているというわけではなく、チュアメニやクンデ、ウパメカノといった新戦力が活躍している。

では、それぞれの代表の2018年と2022年のメンバーはどれくらい変わっているのか。
アルゼンチン代表

フランス代表

ご覧の通り、アルゼンチンは7人が、フランスは10人が連続で出場している。

2大会連続で対戦することとなったアルゼンチンとフランスだが、果たしてどちらに軍配が上がるのだろうか。

日本時間12月19日0:00キックオフの一戦に注目しよう。