アトレティコ・マドリード

スペインサッカーと言えばレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコの3強チームをイメージする読者は少なくないだろう。しかし、下部組織の場合はどうだろうか。ラ・ファブリカやラ・マシアの名前はよく聞く機会があるが、アトレティコのカンテラに関してはさほど報道されていない印象だ。

今回はアトレティコの下部組織出身で欧州リーグのチームで活躍した選手たちを紹介したいと思う。

※移籍年が古い順


1.フェルナンド・トーレス



移籍金:3,800万ユーロ

アトレティコ→リバプール


引退前にサガン鳥栖でプレーし、日本とゆかりのあるスペインのスーパースター。ユーロ2008の決勝ゴールをあげるなど、数々の名シーンを残したトーレスはアトレティコの下部組織出身だ。17歳の若さでトップチームデビューした”エル・ニーニョ”は、2007-08シーズンに3,800万ユーロでリバプールへと移籍した。

2.ダビド・デ・ヘア



移籍金:2,500万ユーロ

アトレティコ→マンチェスターU


2009年にトップチームデビューしたデ・ヘアは、UEFAカップとUEFAスーパーカップを獲得し、全世界のサッカーファンの注目を集めた。2011-12シーズンにはファン・デル・サールの後継者としてマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した。

3.マリオ・スアレス



移籍金:1,500万ユーロ

アトレティコ→フィオレンティーナ


2005年にトップチームでデビューを果たすものの、バジャドリードやセルタにレンタル移籍を繰り返し、2010-11シーズンにようやくアトレティコで安定した出場機会を得られた。ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャを獲得し、2015-16シーズンにセリエAのフィオレンティーナへ移籍した。

4.テオ・エルナンデス



移籍金:3,000万ユーロ

アトレティコ→レアル・マドリード


ACミランで11年ぶりのスクデットを獲得したエルナンデス家の次男。アトレティコではトップチームデビューを果たしていないため、レアルのイメージが強いかもしれないが、実はアトレティコ下部組織出身。2017-18年にレアル・マドリードへ移籍する前のシーズンレンタル移籍先のアラベスで爆発的に活躍した。