ドルトムント

ボルシア・ドルトムントは第3四半期に赤字になったが、21-22シーズンは黒字を維持できている。ドイツのクラブは、直近の1月から3月までの決算が、前年同期比41%増の2660万ユーロの赤字であったと発表した。しかし、累計では1090万ユーロの黒字でシーズン終盤を迎えている。

要因としては昨夏にサンチョをマンチェスター・ユナイテッドに売却した際に発生した高額なキャピタルゲイン。ほかにもレオナルド・バレルディとトーマス・デラネイもドルトムントを去ることになった。この三人だけで今シーズンは前年比6倍の6030万ユーロを得ている。

チケット収入とマッチデー収入は1490万ユーロで、コロナでスタジアムが封鎖されていた前年同期の60万ユーロの収入とは対照的である。

チーム支出に関して、ドルトムントは3月までで1億6690万ユーロを割り当てており、20-21シーズンのこの時点よりも6.58%多くなっている。減価償却費は4.16%減少し、7600万ユーロとなっている。

欧州主要大会においてはチャンピオンズリーグのグループステージ、ヨーロッパリーグのベスト32で早々に敗退したため、ドルトムントはシーズン終了後の予想損失額を増やす結果となってしまった。予想では1700万ユーロから2400万ユーロの間とされていた。

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