テルジッチ

ドルトムントとバイエルンが勝ち点2差で迎えたブンデスリーガ最終節。

ドルトムントはマインツ戦で勝利すれば自動的に優勝。一方バイエルンはケルン戦に勝利したうえでドルトムントが引き分け以下の成績で終われば優勝という状況で最終節を迎えた。

試合前は自力で優勝が決まるドルトムント有利の見方が多く、10連覇中のバイエルンの記録がついに止まるかと思われた。

しかし迎えた最終節、ドルトムントは大勢のファンが詰めかけた本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで前半24分までに2失点を喫し前半を終了。

一方のバイエルンは前半にコマンのゴールで先制し、0-1で前半を終える。

このまま行けばバイエルンの逆転優勝が決まる状況で最終節の前半は終了した。

迎えた後半、ドルトムントは1点を返し、反撃の狼煙を上げる。そしてバイエルンは後半36分に失点し、このままいけばドルトムントが優勝するという状況に。

しかし、ムシアラが後半44分に勝ち越しゴールを決め、再びバイエルン優勝の展開に変化する。

バイエルンとケルンの試合は1-2のままバイエルンが勝利。一方、勝利が必要となったドルトムントは試合終了間際に1点を返すも、2-2で試合は終了。

最終的にドルトムントとバイエルンは勝ち点71で並んだものの、得失点差でバイエルンが上回り、ブンデスリーガ11連覇となった。

王者・バイエルンをあと一歩のところまで追い込んだドルトムント。試合後は多くの選手たちが倒れ込んだ。

しかし、サポーターは選手たちの健闘を称え、長年クラブで働き、今シーズンから監督を務めるエディン・テルジッチ監督らに暖かいチャントを送った。

(By ALLSTARS CLUB編集部)