レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が主に促進する「欧州スーパーリーグ」創設にEU加盟国が反対し、EUはUEFAのビジネスモデルを賞賛した。


欧州連合(EU)理事会は再びUEFAと共にスーパーリーグに対抗。同団体は現在の各国リーグがサッカーとして基本的な役割を果たしているとし、スーパーリーグという閉鎖された大会から「価値あるスポーツ」を守ることを求めた。

この決議は、EU加盟27カ国の全スポーツ大臣が承認したもので、欧州議会と欧州委員会が、UEFAが提唱するいわゆる「欧州スポーツモデル」を支持した数日後に行われている。具体的に言えば、スーパーリーグの構想を非難し、クラブの決定にファンが関与することを求めた。また、プロスポーツのビジネスをユースや女性のスポーツに分配する仕組みを求める声も上がった。

「サッカーはスポーツの本質から離れていっています。中東の金持ち企業に買収され、もはや石油会社のようになっています。EUは拘束力を持ち、より広範な問題に対処しなければなりません」とイタリアの議員は述べ、また、UEFAのガバナンスモデスに注目したEUは、「連帯感や持続可能性、スポーツの公平性を主流にするモデル」を要求した。