スペイン ポルトガル

スペインとポルトガルが提携。リーガ・エスパニョーラ(スペイン)は、プリメイラ・リーガ(ポルトガル)に新しい技術によるブランド保護サービスを提供する協定を結び、両国の関係を強化した。このパートナーシップの一環として、プリメイラ・リーガは、偽造品のオンライン販売の発生を減らすことができるようになる。

リーガ・エスパニョーラが提供するこれらのサービスは、戦略的プロジェクトの1つである技術部門「LaLiga Tech」が提供するスポーツテクノロジーの一部である。これは、世界中のスポーツ組織のデジタル変革を加速させるための部門だ。

具体的には、プリメイラ・リーガは、LaLiga Techのブランド保護ソリューションに頼ることになる。「違法製品の検出、分析、除去を提供し、加盟34クラブの知的財産をさらに保護することを意図している」と声明で述べられた。

プリメイラ・リーガは、メキシコの野球チーム「トマテロ・デ・クリアカン」、メーカーの「Concept2」、ベルギーサッカー連盟に続いてこのサービスを使用することになる。同サービスは、昨シーズン90%以上の違法製品をオンライン市場から排除することに成功したという。

「昨年のサービス開始以来、LaLiga Techは、スポーツ組織の90億ユーロ以上のコンテンツを保護し、ファンとのより直接的で収益性の高い関係を構築することを支援してきました。これは、テクノロジーがスポーツ業界をさらに強化する能力を持っているということを証明するものです」とラ・リーガのハビエル・テバス会長は述べている。

一方でプリメイラ・リーガの会長のペドロ・プロエンサ氏は、「今回のようなパートナーシップは、技術開発によって大会のプロモーションを強化し、競技力を高め、ゲーム自体を改善することができます。また、デジタル化が進む世界でブランドの影響力やファンとのつながりを高めることができることを示しています」と述べた。