メキシコサッカー

先日、21-22年限りでバルセロナを退団したレジェンドのダニ・アウベスがメキシコリーグでプレーすることが発表された。所属クラブは、クラブ・ウニベルシダ・ナシオナル(通称:プーマス)だ。

ダニ・アウベスは現在39歳。サッカーで言えば大ベテランと言えるだろう。バイーア、セビージャ、バルセロナ、ユベントス、PSG、サンパウロ、バルセロナに続くクラブは初挑戦の大陸となった。

一昔前から、ヨーロッパの第一線を離れたレジェンドたちが北米に行くことが多いが、ほとんどの場合が米国のMLSとなっている。最近で言えば、インシーニェ、キエッリーニ、ベイルがMLSのクラブへ活躍の場を移した。

しかし今回アウベスがプレーするのは、同じ北米でもメキシコ。日本ではあまりイメージがつかないが、過去には本田圭佑を含む何人かのトッププレーヤーたちがメキシコでプレーした経験がある。

今回は、過去にメキシコリーグでプレーした有名選手たちを紹介していこう。

エミリオ・ブトラゲーニョ

所属クラブ:アトレティコ・セラヤ
移籍時の年齢:32歳
国籍・代表:スペイン

現在レアル・マドリードの幹部を務めるブトラゲーニョは、レアル・マドリードの主力ストライカーとして長年過ごしたのち、アトレティコ・セラヤに移籍。3年間主力として活躍した。

イバン・サモラーノ

所属クラブ:クラブ・アメリカ
移籍時の年齢:34歳
国籍・代表:チリ

レアル・マドリードやインテルで活躍したのち、メキシコの名門クラブ・アメリカへ移籍。初年度から二桁得点をマークするなど、流石の能力を見せつけた。

ペップ・グアルディオラ

所属クラブ:ドラドス・デ・シナロア
移籍時の年齢:35歳
国籍・代表:スペイン

選手としても監督としても成功したと言えるペップ。長年過ごしたバルセロナを退団してからは、複数のチームを渡り歩いていたが、選手として最後のチームはメキシコのドラドス・デ・シナロアだった。

ロナウジーニョ

所属クラブ:ケレタロ
移籍時の年齢:34歳
国籍・代表:ブラジル

サッカー界屈指のファンタジスタであるロナウジーニョ。バルセロナやACミランで活躍した後は、母国ブラジルのチームでプレーしていたが、34歳にして再び国外でプレーすることとなった。

本田圭佑

所属クラブ:パチューカ
移籍時の年齢:31歳
国籍・代表:日本

ACミランで夢の10番を背負ってプレーしたのち、本田圭佑が選んだクラブは欧州でも日本でもなくメキシコのパチューカだった。リーグ戦二桁得点をマークするなど主力として活躍したが、1年で退団することとなった。

アントニオ・バレンシア

所属クラブ:ケレタロ
移籍時の年齢:35歳
国籍・代表:エクアドル

マンチェスター・ユナイテッドで長年プレーしたバレンシアは、退団後母国のエクアドルのチームへ移籍。しかし一年で契約が解除され、半年後にメキシコのケレタロへ移籍することが決定した。

フロリアン・トヴァン

所属クラブ:ティグレス
移籍時の年齢:28歳
国籍・代表:フランス

酒井宏樹らとマルセイユでプレーしたトヴァンは、28歳という若さで欧州を離れ、メキシコリーグへ移籍することを決断。現在も同クラブで活躍している。