マンチェスター・ユナイテッドの最新の財務報告書によると、クリスティアーノ・ロナウドの契約により選手年俸総額が23%増加(約25億6千万円)しています。

 

  • 選手年俸総額23%増
  • 売却収入1740万ポンド(約26億8千万円) 
  • 収入1億2650万ポンド(約195億1千万円)
  • 純負債4億3970万ポンド(約678億2千万円)

 

ロナウドやラファエル・ヴァラン(←レアル・マドリード)、ジェイドン・サンチョ(←ドルトムント)との契約を含めた9月30日までの給与総額は8850万ポンド(約13億7千万円)でした。

この給与増加は、選手を売却した際に得られた1740万ポンド(約26億8千万円)によって相殺されました。この数字は主に、ダニエル・ジェームズのリーズ・ユナイテッドへの移籍とロメル・ルカクがインテル・ミラノからチェルシーへ移籍した際の転売費(sell-on fee) です。

全体の収益は16.1%増の1億2650万ポンド(約195億1千万円)となりました。これは、コロナウイルスの規制が解除され、ファンが試合を観るためにスタジアムに戻ってきたことで、マッチデー収入が増加したことが主な要因です。今年のマッチデー収入は1880万ポンド(約29億円)で、昨年の170万ポンド(約2億6千万円)と比べると圧倒的に増加していることが伺えます。

収入増加により、営業損失は2020-21年シーズンと比べて2710万ポンド(約41億8千万円)から1020万ポンド(約15億7千万円)に減少しました。商業収益は、7.9%増の6440万ポンド(99億4千万円)となり、これは、ロナウドの移籍が一部影響したと考えられます。クラブの純負債は9月30日時点で4億3970万ポンド(約678億2千万円)となり、前年の4億4060万ポンド(680億円)からわずかに減少しました。