米国企業ニューバランスと過去10年間のパートナーシップ契約を結んでいるExperience Store社は、ニューバランスが2025年に契約が終了することを暗示していたと主張し訴訟を起こしました。


ニューバランスは、過去10年間にわたって協力してきたExperience Store社との地域事業を継続しない意向を表明しています。この決定は一方的に行われたもので、同社はニューバランスに対して、少なくとも2025年までの契約だったと主張し訴訟を起こしています。

Experience Store社は、もし急に契約を破棄した場合、ニューバランスは国内の250人の従業員を解雇しなければならないと示唆しています。ニューバランスが、スペインにおいてパートナーの小売事業を買収し、その流通を直接コントロールすることに関心を示したためこのような問題が起こりました。 マドリードを拠点とするExperience Store社は、この申し出を「低すぎる」と拒否したため、今年中にポンテベドラの裁判所で会合が開かれる予定です。

ニューバランスは、スペインとポルトガルで22のショップを運営しており、一部は主要都市の一等地に店を構えています。バスク地方では、アスレチック・ビルバオが技術的なスポンサーとなっており、2025年まで契約を延長しています。

ニューバランスは、17%減の33億2,000万ドル(約3800億円)の収益で2020年を締めくくりました。多国籍企業である同社は、欧州やスペインでの売上高推移は明らかにしていませんが、イベリア半島での売上高は2020年に約15%減少し、6,573万ユーロ(約87億円)になると予測しています。