スターリング

2022−23シーズンの開幕まで2週間に迫ったプレミアリーグ。各クラブが積極的に選手の獲得に動いており、選手獲得に費やした金額は他のリーグを大きく凌ぐ。

ここまで支出額2位のセリエAの倍以上の金額を費やしている。ハーランドやヌニェスなど他リーグからの選手獲得はもちろん、今シーズンはシティからアーセナル移籍を果たしたジェズスやジンチェンコなどプレミアリーグのビッグクラブ内での移籍も相次いでいる。

さらに先日、スターリングのチェルシー移籍が発表された。今回はそのスターリングを獲得したチェルシーに注目し、過去にチェルシーがビッグ6のクラブから獲得した直近5選手を紹介する。

ヨッシ・ベナユン(リバプール→チェルシー)

イスラエルのクラブからスペインのラシンに移籍し、頭角を現すと2005年にウエストハムに移籍。その後リバプールに移籍すると攻撃的な選手としてCLなどで印象的な活躍を見せた。

最終的には監督のベニテスから移籍先を探すよう言われ、チェルシーへの移籍を果たした。

フェルナンド・トーレス(リバプール→チェルシー)

当時リバプールのエースとして活躍していたトーレスは2011年1月の移籍市場でチェルシーへの期限付き移籍が発表された。当時、クラブ史上最高額となる5000万ポンドで移籍を果たした。

チェルシー移籍後は適応に苦しみリバプール時代ほどの輝きを見せることはできなかったが、CL優勝やEL優勝などのタイトル獲得を経験した。

ラウール・メイレレス(リバプール→チェルシー)

母国ポルトガルの名門ポルトで活躍を見せると2010年にリバプールに移籍。10−11シーズンにはシーズンMVPに選出されるなど活躍を見せたが、シーズン終了後にチェルシー移籍を果たした。

チェルシーではFAカップ、CL優勝に貢献するなどし、2シーズンを過ごし、フェネルバフチェへ移籍した。

オリヴィエ・ジルー(アーセナル→チェルシー)

2010年に加入したモンペリエでFWとして素晴らしい才能を見せ、11−12シーズンにはクラブ史上初となるリーグアン制覇を成し遂げたジルーはアーセナルに移籍を果たす。

アーセナルでもコンスタントに得点を挙げ、中心選手として活躍したが、ラカゼットの加入により出場機会が減少したためヴェンゲル監督から移籍を容認され、チェルシー加入が決定した。

チェルシーでは途中出場となる場合も多かったものの、ターゲットマンとしてのアザールとのコンビネーションやシュートセンスを見せ、通算39得点を記録した。さらにEL、CL優勝も経験し、2021年にミランへの移籍が発表された。

ラヒーム・スターリング(マンチェスターシティ→チェルシー)

2012年にリバプールでトップチームデビューを果たしたスターリングはスピードを武器にスアレス、スタリッジらと共に強力な攻撃陣を形成。13−14シーズンにはプレミアリーグ優勝まであと一歩のところで失速し、2位に終わったものの素晴らしい活躍を見せた。

2015年にはスターリングは移籍希望を出し、シティ移籍を果たした。シティでは4度のリーグ優勝を経験するなどしたが、20−21シーズンのCLでは決勝に進出するもチェルシーに敗れ準優勝に終わっている。

そして今年、ハーランドらを獲得したシティからチェルシーへの移籍を果たした。

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