現在欧州ではチャンピオンズリーグが佳境を迎えているが、一方の南米では2022年のコパ・リベルタドーレスの決勝トーナメント出場チームが決定した。

進出したのは、パルメイラス、リーベルプレート、フラメンゴ、エストゥディアンテス、アトレチコ・ミネイロ、リベルタ、コロン、ボカ、デポルテス・トリマ、タジェレス、フォルタレーザ、パラナエンセ、コリンチャンス、エメリク、ベレス・サルスフィエルド、セロ・ポルテーニョとなっている。

ところで、皆さんは各チームのスポンサーを意識したことがあるだろうか。スポンサーはユニフォームにロゴをつけることが多いが、特にアディダスやナイキ、プーマのロゴが入っているのをよく目にするはずだ。実は、その”カン”は正しい。

なんと、コパ・リベルタドーレス2022のグループステージに出場している32クラブの内、上記の3ブランドとテクニカルスポンサー契約を交わしているクラブは約44%にあたる14クラブだ。

その中でも一番多いのはアディダスで6クラブ。次いでプーマとナイキが共に4クラブずつとなっている。

それでは、それぞれのブランドのスポンサー状況を見ていこう。

アディダス

コパ・リベルタドーレス2022に出場している32クラブのうち、6クラブがアディダスと契約を交わしている。そのクラブとは、リーベルプレート、ボカジュニオールズ(共にアルゼンチン)、コロコロ(チリ)、フラメンゴ(ブラジル)、エメレク(エクアドル)、スポルティング・クリスタル(ペルー)だ。ご覧の通りビッグクラブが集う。

ところで、スポンサーの中にもランク付けがあるのをご存じだろうか。「エリート、Bクラブ、プレミアム、スタンダード、サードパーティー、契約なし」に分けられる。

エリートは、アーセナル、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、ユベントスの5クラブのみ。

一方でBクラブには、アヤックス、ベンフィカ、ボカ、ボルドー、セルティック、フラメンゴ、リヨン、オーランド・パイレーツ、リーベルプレート、サンパウロが含まれる。

最後に、スタンダードとサードパーティー、契約なしについて簡単に説明するが、スタンダードは自国のファッションカタログにしかユニフォームが掲載されないという契約。サードパーティーのクラブは、アディダスと直接契約を交わしておらず、子会社と契約を結んでいる。

そして『契約なし』は文字通りアディダスとも子会社とも契約を結んでおらず、クラブ側がアディダスにお金を支払って、ユニフォーム作成の依頼をしている。

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ナイキ

グループH

続いてはナイキ。コパ・リベルタドーレス2022に出場しているクラブからは、アリアンサ・リマ(ペルー)、コリンチャンス、レッドブル・ブラガンティーノ(共にブラジル)、オリンピア(パラグアイ)が含まれる。

ナイキは「エリート、プレミアム、スタンダード、サードパーティー、契約なし」に分けられる。

エリートは、バルセロナ、パリサンジェルマン、リバプール、チェルシー、トッテナム、アトレティコ・マドリード、インテル、ライプツィヒ、ガラタサライの9クラブとなっている。やはりアディダス同様、欧州のトップクラブしかエリートにはなれないようだ。

プレミアムは20クラブ以上あるため、全てを挙げることはできないが、フランクフルトやコリンチャンス、さらにはサンフレッチェ広島も含まれている。

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※ASローマは2020年にナイキとの契約を解除した。

プーマ

マンチェスターシティ

最後にプーマ。コパ・リベルタドーレス2022に出場しているクラブからは、パルメイラス(ブラジル)、ペニャロール(ウルグアイ)、セロ・ポルテノ、リベルタ(共にパラグアイ)が含まれる。

プーマは、「プレミアム、スタンダード、サードパーティ」に分けられており、アディダスやナイキと比べるとシンプルであることがわかる。

プレミアムは、マルセイユ、パルメイラス、ドルトムント、マンチェスターシティ、チバス(=CDグアダラハラ、メキシコ)、ACミラン、バレンシアの7クラブとなっている。

一方で、スタンダードには40クラブ近くが含まれており、インデペンディエンテやPSV、日本で言えばセレッソ大阪もここに分類されている。

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