スタンダール・リエージュ

過去3年間セビージャFCの少数株主であったアメリカの投資ファンド「777 Partners」は、今回、イタリアのジェノアFC、ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマに続き、ベルギー1部リーグのスタンダール・リエージュを100%所有することになった。わずか半年で3つ目のサッカークラブだ。

スタンダール・リエージュといえば、過去に川島永嗣(現ストラスブール)、小野伸二(現コンサドーレ札幌)、永井謙佑(現FC東京)が在籍していた。同クラブは、過去にベルギー1部で10度の優勝を誇る強豪だが、今シーズンは13位に低迷している。

今回の契約は、1年前のベルギーリーグとオランダリーグの合併構想(BeNeリーグ)に通じるものがあるかもしれない。近年ベルギーリーグには外国資本が多数参入しており、リーグ全体でレベルアップを図っている。

現在ベルギーリーグは世界リーグランキング10位(2022年2月のデータ)。欧州ビッグ5(プレミア、ラ・リーガ、セリエA、ブンデス、リーグ1)とは大きな差があるが、同ランキング7位のオランダリーグと合併すれば、リーグ自体のレベルアップにつながるだろう。