UEFAは20-21シーズンで黒字化する。公式文書によると、UEFAは昨年、2210万ユーロの純利益を計上し、前年の7390万ユーロの赤字と比べると明らかに上回る結果となった。

UEFAの収入は4年間で大幅に増加し、25%増の57億ユーロとなった。その中でも大きな恩恵をもたらしたのがEURO2020である。このイベントだけで、2020/21シーズンは18億ユーロ以上の収益があった。対しての費用は12億ユーロ相当だ。

費用の半分以上はクラブへの分配金


EURO2020の参加国への分配金は3億3100万ユーロとなり、これは前回大会のEURO2016より3000万ユーロ多くなっている。クラブについては、パンデミック開始前の2018/19年よりもやや少ない25億ユーロが分配された。

費用面で言うと、2020/21年のトータルコストは46億ユーロ強になっている。この数字を一番多く占めているのはクラブへの分配金(34億ユーロ)、次に大会やイベントなどの開催費用(6億1300万ユーロ)。総費用を差し引いた営業利益は11億ユーロとなった。

一方で純利益は営業利益から主要大会に出場していないクラブへの分配金を差し引いた2210万ユーロの黒字となり、これは冒頭でもお伝えした通り去年が7390万ユーロの赤字だったため大幅に増加している。

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