サッカーボール

日本時間22日に行われたベンフィカ女子対スポルティング女子の一戦。試合はベンフィカ女子が5-0の圧勝となったが、試合中には珍しい場面がみられた。

『AS』によると、ハーフタイムに両チームの医師がテクニカルエリアで失神した人を助け、審判から「ホワイトカード」が提示されたという。

ホワイトカードとは、ポルトガルで数ヶ月前に導入された新しいカード。

サッカー界でお馴染みのイエローカードやレッドカードは、危険なプレーや侮辱行為などによって提示されるが、ホワイトカードはその真逆で良いプレーをしたときに提示されるカードとなっている。つまり、何枚貰っても嫌な気持ちになるどころか嬉しくなるカードなのだ。

サッカー界にはホワイトカードのほかに、フェアプレーがあった時などに与えられる「グリーンカード」と呼ばれるものがあるが、性質的には似ていると言えるだろう。現時点で両カードともに主要大会では見られない。

ただ、2016年には、セリエBでグリーンカードが提示されるという試合があった。一人の選手がシュートを放つも、枠外に逸れる。誰にも当たらずに枠外へ飛んだかのように見えたが、主審はコーナーキックを宣告した。

しかし、シュートを放った選手は自分のシュートが誰にも当たらずに飛んでいったことを認め、判定が覆ってゴールキックに。主審は同選手にグリーンカードを提示した。