FIFAは、ニュージーランドとオーストラリアで開催される2023年女子ワールドカップの拡大を図っている。同団体は、欧州とアジアにおけるFIFA女子ワールドカップ2023の放映権の入札を開始した。

入札は4月11日に開始され、5月17日までに入札書をFIFAに提出する必要がある。FIFAは大会の放送権を販売することで収益を上げ、「FIFA女子開発プログラム」を通じて女子サッカーの支援・育成に役立てていこうとしている。

昨年7月には、放送局のskyがニュージーランドで、2023年ワールドカップの放映権を獲得し、一方でオーストラリアはワールドカップ正式発表の数日後に通信会社のオプタスと最終契約を締結した。10月には、オランダの放送局NOSも、オランダ国内での無料放送に合意した。

2022年には、FIFAは46億6600万ドルの収入を見込んでいるが、12月31日の最終貸借対照表終了時点で、82%がすでに決済されており、その半分以上(26億4000万ユーロ)はテレビ放映権に依存している。

ちなみに2019年にフランスで開催された前回大会では視聴者数は11億2000万人で、1時間以上視聴した人は10億8900万人だった。欧州での観客動員数は全体の43.7%を占めた。

そんな女子ワールドカップだが、2019年7月にFIFA理事会はジャンニ・インファンティーノ会長の提案した8チームの追加を承認したことによって、次回から史上初めて32チームが出場することになった。

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