インテル

イタリア・セリエAの強豪インテルは、21-22年に1億4000万ユーロの損失を計上。前年度の2億4560万ユーロの記録的な損失から大きな改善を見せた。

先日インテルが出した声明で、「21-22年度もコロナウイルスの影響を大きく受けたが、前向きな進展である」と述べた。クラブの連結売上高は、約7500万ユーロ増の4億3960万ユーロ。

昨シーズン、セリエAの各クラブの観客動員数は、コロナウイルスによるスタジアムの一部閉鎖の影響をまだ受けていた。しかし、22-23シーズンの開幕以降は制限が解除されるため、インテルを含め各クラブのビジネス面向上が見られるだろう。

インテルは20-21年に11年ぶりのリーグ優勝を果たし、ユベントスの1強時代を壊した。また昨シーズンは11年ぶりのコッパ・イタリア制覇を達成。

インテルにとって残すはチャンピオンズリーグのみ。3冠を達成した09-10年が最後の優勝だ。今シーズンはバイエルン、バルセロナと同組の”死の組”に入ってしまったため、グループステージ突破は容易なことではないが、クラブにとっては久しぶりのビッグイヤーを獲得したいところだ。