ビジャレアル

『マニータ』。それはスペインサッカー界でチームとして5得点した時に使われる用語だ。スペイン語でマニータは「小さな手」を意味するが、基本的に手の指は5本あるため、5得点した時に用いられる。

さて、日本時間5月29日に行われたCL決勝リバプール対レアル・マドリードの一戦を最後に、21-22年の欧州サッカー界は全て終了した。同シーズンも欧州5大リーグでは大きな盛り上がりを見せた。

ラ・リーガでは、レアル・マドリードが35回目の優勝を果たし、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、セビージャがCL出場圏内でフィニッシュ。また、ベティスとソシエダがヨーロッパリーグ出場圏内でシーズンを終えた。一方で21-22年CLでベスト4まで進んだビジャレアルは7位に終わり、カンファレンスリーグ予選出場圏内となった。

このように例年通り盛り上がりを見せたラ・リーガだが、21-22年シーズンは6試合のマニータがあった。

今回は、21-22年のラ・リーガで記録されたマニータを紹介していこう。(※6点以上の試合は含まない)

第4節 レアル・マドリード対セルタ(5-2)


21-22年のラ・リーガで最初のマニータは、2021年9月13日に行われた第4節レアル・マドリード対セルタの一戦だった。

この試合、レアル・マドリードは前半4分に先制されるという苦しい展開でスタート。その後同24分にベンゼマのゴールで追いつくも、同31分に再び勝ち越しを許す。

しかし、後半開始直後にベンゼマが同点弾を決めると、そこからレアル・マドリードのペースに。後半9分にヴィニシウスが勝ち越しゴールを決めると、同27分にカマヴィンガがレアル移籍後初ゴールを記録。試合終了間際にはベンゼマがハットトリックとなるPKを沈め、最終的に5-2でレアルが勝利することとなった。

第10節 セビージャ対レバンテ(5-3)


2試合目は、10月24日に行われた第10節セビージャ対レバンテ。この試合は凄まじい打ち合いとなった。

前半8分のオリベル・トーレスの先制ゴール、同24分のラファ・ミルのゴールでリードしたセビージャだったが、同33分にモラレスのゴールで1点差に迫られる。それでも同38分にディエゴ・カルロスが得点をあげ、3-1で前半を折り返した。

後半に入っても両者のゴールラッシュは止まらず。後半5分にセビージャのムニル・エル・ハダディが決めると、5分後にレバンテのモラレスが点差を詰めるゴールをあげる。さらに6分後にレバンテはメレロのゴールで1点差まで迫ったが、その3分後にセビージャのフェルナンドが決め、結局5-3で試合が終了した。

第4節 ビジャレアル対アラベス(5-2)


3試合目は、12月22日に行われた第4節ビジャレアル対デポルティーボ・アラベス。

前半にジェラール・モレノとディアのゴールで2点を奪ったビジャレアルだったが、前半終了間際にペレ・ポンスのゴールで1点差に迫られる。後半に入ると両者とも中々ゴールを奪えなかったが、20分にホセルのゴールでアラベスが同点に追いついた。

それでも、ビジャレアルは、後半30分からディア、ピノ、ジェラール・モレノの怒涛のゴールラッシュで一気にアラベスを突き放し、最終的に5-2でビジャレアルが勝利した。

第19節 ビジャレアル対レバンテ(5-0)


4試合目は、1月4日に行われた第19節ビジャレアル対レバンテ。ビジャレアルが2試合連続でマニータを達成することになる。

この試合のビジャレアルは素晴らしい滑り出しを見せた。前半8分にディアがゴールを決めると13分にはパウ・トーレスが決め、2点のリードに。さらに前半37分にジェラール・モレノが得点をあげ、3-0で前半を折り返す。

ビジャレアルは後半開始7分にトリゲロスがヘディングシュートを放つも、アイトールのスーパーセーブでゴールとはならず。

その後、後半29分にトリゲロスがチーム4点目を決めると、その5分後にはジェラール・モレノがこの試合自身2点目となるゴールをあげ、最終的にビジャレアルはマニータかつ完封で勝利を収めた。

第26節 ビジャレアル対エスパニョール(5-1)


5試合目は、2月27日に行われたビジャレアル対エスパニョールの一戦。三度ビジャレアルがマニータを成し遂げた。

この試合の主役は、19歳のジェレミー・ピノ。なんと1試合4得点を記録したのだ。

ピノは、前半のうちに先制点を含むハットトリックを達成。ヘディング、右足、左足と全て異なる部位でゴールを決めた。後半に入ってもピノの勢いは止まらず。後半8分、スルーパスに抜け出したピノは、落ち着いてGKをかわし、この試合4点目を決めた。大活躍のピノは、後半30分でお役御免となった。

ビジャレアルは、後半20分に1点を返されるも、同41分にディアがゴールを決め、シーズン3回目のマニータを達成することとなった。

第36節 ラージョ対ビジャレアル(1-5)


6試合目は、5月13日に行われたラージョ・バジェカーノ対ビジャレアル。ビジャレアルは21-22年のラ・リーガにおける4試合目のマニータとなった。

先制したのはビジャレアル。前半3分に左サイドバックのペドラサがヘディングで合わせゴール。しかし、同21分にラージョのグアルディオラが同点ゴールを決める。

それでもビジャレアルは6分後にフォイスのゴールで勝ち越すと、前半38分にはパコ・アルカセルが、同アディショナルタイムにはパウ・トーレスが決め、前半を4-1で折り返す。

試合はそのままこう着状態となったが、後半43分に先制ゴールをあげたペドラサがゴラッソを決め、ビジャレアルが21-22年のラ・リーガにおける4試合目のマニータを達成した。