スペインサッカー用語第3弾!今回紹介する用語はサッカー好きは一度は聞いたことがあるかもしれない。

MANITA

読み方は「マニータ」。スペイン語からの直訳は小さい手。人間の手のことを「MANO」と言い(サッカー反則のハンドはこの単語を使う)、「-ITA」を付け加えることによって”小さな”という意味が加わる。人間の手には指五本あることから、試合で5点を獲得したという意味になる。

サッカーの歴史上、1試合で5得点獲得した試合はいくつもある。その中で、この記事を作成しているALLSTARS CLUBスタッフの個人的な選択にはなるが、マニータの代表的な試合を一つ紹介しよう。

マニータ:代表的な試合

その代表的な試合というのは、2010年11月30日にカンプノウで開催されたクラシコだ。

FCバルセロナ 5-0 レアル・マドリード

レアル・マドリードの監督として初のクラシコとなったモウリーニョ。その結果は5対0の完敗。2009-2010シーズンのCL準決勝でインテルがカンプノウで決勝まで勝ち進んだ時とは正反対の表情を見せた。

ゴールはチャビ、ペドロ、ビジャ(ⅹ2)とジェフレンが決めたが、スコア以上にグアルディオラ監督が率いるバルセロナの試合内容が完璧であり、美しかった。サッカー史上、ビッグマッチでこのような差が生まれた試合は数少ないと思う。「クレ」にとっては忘れられないナイトゲームとなった。

試合終了後にジェラール・ピケが見せた「マニータ」が印象に残っているだろう。2018年のクラシコでも5対1で「マニータ」を見せている。