ロナウドチレーナキック

本日ご紹介するスペインサッカー用語はサッカーの中で最もアクロバティックなテクニックの一つだ。

CHILENA


「チレーナ」と読み、直訳すると「チリ(国)の~」となる。しかし、サッカー界での意味はオーバーヘッドキックとなる。なぜ南米のチリがこのテクニックの由来になったかというと、初めてこのキックが記録されたのはチリだからである。

この高度なテクニックは当初は守備目的で使用されていたらしい。今でもDFがボールをクリアするために利用することがあるが、やはり一番印象に残るのはゴールとなるチレーナだ。今回はASCスタッフが選ぶチレーナでのゴールベスト3をご紹介したいと思う。

ASCスタッフが選ぶチレーナゴールベスト3



3.クリスティアーノ・ロナウド 対ユヴェントス(18年CL準々決勝)


2018年4月3日の出来事だった。CL2連覇中のレアル・マドリードは準々決勝でユヴェントスと対戦することになった。1stレグでレアルは0-3と圧勝したが、その2点目を右サイドからのカルバハルが上げたセンタリングをダイレクトでチレーナで決めた。その試合、ユヴェントスファンからもスタンディングオベーションを受けた活躍ぶりであった。その後、レアル・マドリードは3年連続となるCL優勝の偉業を成し遂げた。

2.ズラタン・イブラヒモビッチ 対イングランド(12年親善試合)


2012年に行われたスウェーデン代表とイングランド代表の親善試合。4-2と勝利を収めたスウェーデン代表の4得点目、キーパーがエリア外に出てクリアしたボールをイブラがダイレクトで長距離チレーナで決めた。2013年プスカシュ賞(年間最優秀ゴール賞)を受賞した。

1.リバウド 対バレンシア(01年ラ・リーガ最終節)


00-01年シーズンのバルセロナは不調で、リーグ争いからはほど遠く、CL出場権獲得をめぐって戦ったシーズンであった。最終節のバレンシア戦、2-2と迎えた試合終了間際にフランク・デ・ブールから受けたロングパスを胸でトラップし、チレーナで決勝弾を上げた。リバウドはハットトリックを記録し、カンプノウ、そして当時の会長ガスパールは興奮状態。結果的にFCバルセロナは4位でリーグを終え、次シーズンのCL出場権を獲得した。