パンデミックによる15%の減少を補うために、選手移籍による530万ユーロ(約6億8500万円)のキャピタルゲインを得ました。


柴崎岳(現レガネス)がかつて所属していたCDテネリフェは、選手の売却に支えられて54万ユーロ(約6981万円)の利益で20/21を締めくくることができました。

テテの愛称で知られるCDテネリフェは、530万ユーロ(約6億8500万円)のキャピタルゲインを計上したことが黒字化の鍵となりました。今シーズン、クラブは再び利益を上げ(24,000ユーロ=約310万2844円)、1100万ユーロ(約14億2200万円)というLaLiga-CVC契約の最初の支払いを受けようとしています。

今シーズンは、「徐々に正常な状態に戻していきたい」としています。コロナウイルスによる制限解除によりスタジアムの利用が可能になったことで、シーズンチケットや会員から120万ユーロ(約1億5500万円)の収入が見込まれています。新型コロナウイルス流行前は、クラブの年間売上高は約170万ユーロ(約2億2000万円)でした。放映権収入は680万ユーロ(約8億7900万円)、スポンサー・広告収入は400万ユーロ(約5億1700万円)を見込んでおり、この金額でも20%減とという結果になります。

支出面では、クラブは選手への支出の大幅削減に取り組んでおり、昨シーズンよりも40%少ない560万ユーロ(約7億2400万円)となっています。クラブスタッフ賃金・選手給料では300万ユーロ(約3億8800万円)弱を想定しています。

また、選手を売却しない代わりに、今シーズン末にオープン予定のスポーツ施設で、テネリフェ・ユース・アカデミー出身の選手に期待を寄せています。