イスコ

レアル・マドリーは2022年5月30日にイスコの退団を公式発表した。イスコは自身のインスタグラムで、『子供の頃の夢をすべて叶えてくれたクラブでの生活が終わった。』と9シーズン過ごしたマドリーに感謝の気持ちを綴った。

イスコは2013/14シーズン、夏の移籍市場でマラガからマドリーに移籍した。移籍金は3000万ユーロで、当時21歳だったスペイン人ファンタジスタには多くの期待が寄せられていた。

まずはイスコのマドリーでの成績を振り返ろう。


個人成績


2013/14シーズン:53試合11ゴール

2014/15シーズン:53試合6ゴール

2015/16シーズン:43試合5ゴール

2016/17シーズン:42試合11ゴール

2017/18シーズン:49試合9ゴール

2018/19シーズン:37試合6ゴール

2019/20シーズン:30試合3ゴール

2020/21シーズン:29試合0ゴール

2021/22シーズン:17試合2ゴール

マドリー通算成績:352試合53ゴール56アシスト


獲得タイトル


UEFAチャンピオンズリーグ 5回(2013/14,2015/16,2016/17,2017/18,2021/22シーズン)

リーガ・エスパニョーラ 3回(2016/17, 2019/20,2021/22シーズン)

コパ・デル・レイ 1回(2013/14シーズン)

FIFAクラブワールドカップ 4回(2014,2016,2017,2018年)

UEFAスーパーカップ 3回(2014,2016,2017年)

スーペルコパ 3回(2017, 2019, 2021年)

通算19個 (タイトル獲得数クラブ歴代8位タイ)

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イスコの伝説


イスコの最大の特徴はボールコントロール。まるでボールが足に吸い付いているようなプレーを見せる。持ち前のテクニックを活かし、複数の相手を引きつけながらボールをキープし、チームメイトにパスを送り何度もチャンスを演出した。日本代表の久保建英はマドリーの練習に参加した時、最も凄いと思ったのはイスコとコメント。

『良い選手だというのは知っていたけど、一緒に練習をしてみると信じられないほどだと分かった』とイスコを絶賛した。スペイン人ファンタジスタは移籍1年目からマドリディスタを魅了。イスコが素晴らしいプレーをした時は、ベルナベウでイスココールが鳴り響いた。

イスコがマドリーで最も輝いた瞬間は2016/17シーズンの後半戦だろう。このシーズンのマドリーは近年で最も選手層が厚く、レギュラー争いは熾烈だった。イスコはベイル、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドの頭文字をとった3トップBBCの一角だったベイルを抑え、後半戦でレギュラーを獲得。

ジダン監督はローテーションを多用したが、ビッグマッチではイスコをトップ下に置く、4-3-1-2を採用した。このシステムが機能し、イスコ自身も躍動。UEFAチャンピオンズリーグ史上初の連覇とリーガ・エスパニョーラ優勝の主要タイトル2冠に大きく貢献した。

イスコは9年間マドリーに在籍し、クラブ歴代8位となる19個のタイトルを獲得。魔法のようなプレーで何度もベルナベウのマドリディスタを沸かせたイスコは伝説を作り、マドリーを去った。