マンチェスターUで27年間監督を務め、チームを13度のリーグ優勝、2度のCL優勝に導いた名将サー・アレックス・ファーガソン。

監督として現場で戦いながら選手獲得などのチームのマネジメントにも大きく関与したファーガソン監督が獲得した選手の中で移籍金が高かった選手5人を紹介し、その活躍を振り返る。

5位 ファン・ペルシー 2400万ポンド

2004年にフェイエノールトからアーセナルに加入したファン・ペルシーはアーセナルでストライカーの才能を開花させエースに成長。10-11シーズンには18ゴールを記録すると、11−12シーズンは30ゴールを記録し得点王を獲得。世界屈指のストライカーとなった。しかし、ファン・ペルシーはタイトルを獲得することを望み、マンチェスターUへと移籍を果たす。

2400万ポンドと言われている移籍金に見合う活躍を見せ、移籍1年目となった12−13シーズンには得点王を獲得し、念願のプレミアリーグ優勝を果たした。

2015年にユナイテッドを退団するまでにリーグ戦58試合で38得点を記録した。

4位 ウェイン・ルーニー 2700万ポンド

エバートンのアカデミーから16歳の時に02−03シーズンのプレミアリーグ開幕戦でトップチームデビューを果たしたルーニー。10節には30試合連続無敗だったアーセナル相手にプレミアリーグ初ゴールを記録し、瞬く間に有名選手となった。

03-04シーズンも9得点を記録したものの、監督だったモイーズとの関係が悪化し移籍を決断。2004年にマンチェスターU移籍が決定した。

その後も素晴らしい活躍を見せ、一部ではイングランド史上最高の選手と呼ばれる選手にまで成長し、プレミアリーグやチャンピオンズリーグのタイトル獲得に大きく貢献した。

2017年までマンチェスターUでプレーしたルーニーはその後エバートン、DCユナイテッド、ダービーカウンティを経て2021年に引退した。

3位 ファン・セバスチャン・ベロン 2810万ポンド

1994年にアルゼンチンのエストゥディアンテスでキャリアをスタートさせたベロンは1996年にイタリアに渡り、サンプトリア、パルマ、ラツィオでプレー。活躍がファーガソン監督の目に留まり2810万ポンドの移籍金でユナイテッド移籍を果たした。

しかし、ベロンはチームに居場所を見つけることはできず、期待された結果を残すことはができず、2年でユナイテッドを去ることになった。

2位 リオ・ファーディナンド 3000万ポンド

1995年に17歳でウエストハムとプロ契約を結び、96−97シーズンにプレミアリーグ初先発を果たす。その後レギュラーに定着し、1800万ポンドでリーズへの移籍を果たす。移籍したリーズは負債を抱えており、2002年にマンチェスターUにファーディナンドを3000万ポンドで放出。

当時DFとしては最高額となる移籍金だった。

移籍したユナイテッドではその移籍金に見合う活躍を披露し、2014年までユナイテッドでプレーし、プレミアリーグやチャンピオンズリーグのタイトルを手にした。

1位 ディミタール・ベルバトフ 3075万ポンド

ファーガソン監督が獲得した選手たちの中で最も高額だった選手はディミタール・ベルバトフ。

2006年にレバークーゼンからトッテナムに移籍し、プレミアリーグでも持ち前のテクニックと得点能力を発揮したベルバトフは加入から2シーズン連続で10ゴール以上をマークし、評価を高め、2008年に3075万ポンドの移籍金でマンチェスターUへの移籍を果たした。

ユナイテッドではルーニー、テベス、Cロナウドらとプレーし、プレミアリーグ優勝などを経験し、10−11シーズンにはプレミアリーグ20ゴールを記録する活躍を見せた。