「LaLiga Grassroots」という名のプロジェクトを通じて、ラ・リーガはスポーツに関するメソドロジーを国内外に伝える。マドリードに拠点が置かれ、NBAと共有する。


ラ・リーガは全世界でサッカーの支援を続ける。スペインのサッカー統括団体は「LaLiga Grassroots」プロジェクトを立ち上げた。独自のトレーニングやユースシステムを国内外で普及させることが目的だ。

このプロジェクトは、ラ・リーガ・スポーツプロジェクトの責任者であるフアン・フロリット氏が担当。企画は、スペインのESCマドリードセンターで進められることになっており、同施設はNBAも使用している。

「LaLiga Grassroots」では選手のスキル向上に焦点を当てた様々なプログラムが実施されており、その中には、スペインで開催される世界各国の若手選手を対象とした2つの長期プログラム「LaLiga Talents」と「LaLiga Academy」が含まれる。

フロリット氏は「『LaLiga Grassroots』は、スポーツプロジェクトチームと国際ビジネス・開発チームの協力の下誕生しました。私たちの主な活動は、若い選手の総合的な育成や若手選手育成担当コーチを教育する国際的なトレーニングプログラムの実施です。また、ユースアカデミーを充実させたり国際大会を開催することもあり、ラ・リーガのクラブを促進・支援するプロジェクトとなります」と述べている。

過去6シーズンのデータによると、ラ・リーガは約750人のスペイン人コーチを動員しており、38カ国で実施された400以上のプロジェクトで2万人以上のコーチと17.5万人の選手のトレーニングを手掛けた。このプロジェクトの国際ビジネス・開発チームの責任者であるハビエル・エルナンデス氏は「国際レベルでの選手やコーチの育成は、ラ・リーガ関係者だけでなく、リーグ自体やクラブにとっても、より多くの価値を生み出すことができるようになりました。『LaLiga Grassroots』の設立と新しいプログラムによって、すべての人により良い機会を提供することができると確信しています」と述べている。


これらのプログラムは、13歳から18歳までの選手を対象としており、学業とスポーツ両方での成長をサポートする。 施設の収容可能人数は400人以上で24時間のセキュリティ体制が整っており、寮、講堂、図書館、実験室を備えたインターナショナルスクールの他にクリニックや娯楽スペースが設けられている。