Kpmg社の分析によると、パンデミック以降、欧州5大リーグにおけるサプライヤーとの契約は10%以上増額しています。しかしLaLigaは全体的にユニフォームのスポンサー収入を2.5%減少しており、FCバルセロナで言えば3700万ユーロ(約47億8800万円)の減額です。


*Kpmg社:1870年にイギリスで設立されたWilliam Barclay Peat&Co.をはじめに、154カ国に20万人の専門家を持ち、会計と経営コンサルティングを主力とする多国籍企業。

ランキングのトップは、「TeamViewer」と5年総額6555万ユーロ(約84億8200万円)の契約を結んでいるマンチェスター・ユナイテッド、2位は「Jeep」と3年総額5430万ユーロ(約70億2600万円)の契約を結んでいるユベントスFC、3位はドイツのRBライプツィヒで1年総額3930万ユーロ(約50億8500万円)の契約をレッドブルと結んでいます。5位のアトレティコ・マドリードはPlus500社と1シーズンで2000万ユーロ(約25億8800万円)の契約となっています。

その中で、プレミアリーグとブンデスリーガは2020-2021年シーズンの商業収入が増加していますが、その他の主要リーグは減少しており、ラ・リーガに至っては2.5%の減少を記録しています。 プレミアリーグは、エバートンのスタジアム命名権契約によって後押しされ、2019-2020年シーズンの商業収入を約2億ユーロ(約258億円)増加させました。

一方、ドイツのブンデスリーガは、UEFA主催大会(CL、EL等)でのドイツのクラブの活躍に応じて、商業収入が1%増加しました。

欧州のクラブやリーグはこの先、NFTやデジタル技術などの新たな商業収入源を提供する技術開発の恩恵を受けるだろうと予測しています。

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