リーズユナイテッド、オーナーが代わってからクラブの価値が10倍に

オーナーのアンドレア・ラドリッツァーニのもと、リーズの市場価値は10倍になった。2017年に5000万ユーロで買収されたクラブは、現在では約4億8000万ユーロの価値に。

同クラブは、エイサーグループのリーダーシップのもと、5年足らずで商業収益を最大化し、すでにプレミアリーグのトップ10入りを果たしている。

2017年、ラドリッツァーニのエイサーグループは、クラブの50%の株式を獲得。その後は、まず2020年のプレミアリーグ昇格、その後「49ers Enterprises」が少数株主に加わったことでクラブの商業収入面がさらに強化され、パンデミックにもかかわらず、リーズの評価は上がり続けているのである。

スポーツメディアビジネス専門のポータルサイト「Off The Pitch」は、ラドリッツァーニ監督率いるリーズ・ユナイテッドの成長について全面的に分析し、現在のクラブの市場価値は約4億8000万ユーロに達すると立証している。

近年のクラブの成功は、選手やコーチングスタッフへの多大な投資により、まず昇格という目標を達成、さらにプレミアリーグ残留という目標も達成したことが大きい。近年の成功は、資本問題や選手売却をしながらもチームの質を落とすことなく、クラブの負債を上手く調節し、より持続可能な基盤を築いたことにある。

リーズの商業収入は、ラドリッツァーニ監督の初年度末には300万ユーロ減少したが、その後は着実にプラスを積み重ねている。2020年、クラブの商業収入は約3850万ユーロで、チャンピオンシップの15クラブの総収入を上回っていた。

ラドリッツァーニはオーナーに就任してから2019年と2020年にAmazonで放送されたドキュメンタリー番組「Take Us Home」、2020年のプロモーションのおかげで、クラブグッズの売上は1760万ユーロとなり、クラブの売上を上げている。この項目は2021年には2300万ユーロに達し、巨大なファンベースの構築に成功している。