先日はトニ・クロースにレアル・マドリード歴代ベスト5を選んでもらったが、今回はALLSTARS CLUBスタッフが選ぶ歴代ベスト5をご紹介したいと思う。世代の関係もあり、実際に当時プレーしていた時を見ている選手のみを選んでいるので、アルフレッド・ディ・ステファノやパコ・ヘントなどはあえて選択肢にも入れていないことを予めご了承いただきたい。


ASCスタッフが選ぶRM歴代ベスト5



GK:イケル・カシージャス


トニ・クロースが選んだGKと被ってしまうが、カシージャス以外での選択肢はないような気がする。2002年CL決勝バイエル戦に途中出場し、ファインセーブをいくつも見せたのは凄く印象に残っている。

他にもスーパーセーブはいくつも残しているが、サンチェス・ピスフアンでペロッティが放ったシュートをセーブした場面はマドリディスタなら一生忘れることはないだろう。

DF:セルヒオ・ラモス


ディフェンス陣ではマノロ・サンチスやフェルナンド・イエロなど偉大な選手がプレーしたが、ASCスタッフはセルヒオ・ラモスを選ぶ。理由は簡単で、レアル・マドリードの最近の歴史を変えた男だからだ。

10年以上CL優勝経験なく迎えたリスボンでの決勝戦。対戦相手は永遠のライバルであるアトレティコ・マドリード。リードを許したレアル・マドリードは後半48分、ロスタイムでセルヒオ・ラモスの劇的同点弾で決勝を延長戦にもつれ込ませた。結果は4-1で勝利し、念願の「La décima」を獲得した。

MF:ルカ・モドリッチ


MFは悩んだ結果、ルカ・モドリッチを選んだ。もちろん他にもトニ・クロースが選んだジダンやフィーゴ、シュスター、クロース本人など、数多くの偉大なMFがいる(個人的にはレドンドも好きだった)。

メッシとCロナウドのバロンドール争いの中、モドリッチは唯一受賞することができた。CL3年連続優勝にも大きく貢献しており、10年もレアル・マドリードの中盤を引っ張っている存在だ。

FW:クリスティアーノ・ロナウド


ASCスタッフでFW陣で絶対にはずせなかったのはやはりクリスティアーノ・ロナウド。レアル・マドリード歴代最多得点記録(450ゴール)、チャンピオンズリーグ歴代最多得点記録(140ゴール)、バロンドール5回受賞、6連続シーズンで50点以上ゴールなど、選ばない理由がないほどだと思う。

圧倒的な存在でチームを引っ張ってきた男。完璧な選手が存在するならば、クリスティアーノ・ロナウドはそれに一番近い選手ではないだろうか。

FW:ロナウド・ナザーリオ


そして最後に選んだのはロナウド・ナザーリオ。確かにレアル・マドリードで獲得したタイトルは多くはないが(ラ・リーガ1回、スーペルコパ・デ・エスパーニャ1回、トヨタカップ1回)、素晴らしいゴールやプレーを見せ、レアル・マドリードの歴史に残った選手だ。フィーゴ、ロべカル、ジダン、ベッカムと共に銀河系軍団に一員となった。

印象に残っているのはCL準々決勝のオールド・トラッフォードで行われたマンチェスター・ユナイテッド戦でのハットトリックとマドリードダービー史上最速ゴール(試合開始15秒でのゴール)。