アメリカ合衆国の3番目のリーグとして位置づけられている「MLS NEXT PRO(アメリカ+カナダ)」は、今週の試合から適用される大会の新しい特別ルール2つを発表した。この2つのルールは、ファンの間で議論が絶えない2つの問題、時間浪費と退場に影響するもの。

1つ目の新しいルールは「オフフィールド・トリートメント・ルール」と呼ばれ、フィールド外で医師の評価や治療を行う時間を確保しつつ、プレーを速やかに再開することを可能にするもの。もう一つは「レッドカード・サスペンション・ルール」で、試合中に相手が退場処分を受けると自クラブがより有利になる。それぞれ具体的に見ていこう。

オフフィールド・トリートメント・ルール

プレーヤーが負傷し、15秒以上地面に倒れていて怪我の疑いがある場合、医療関係者はフィールドに入り、プレーヤーの状態を確認し、ピッチから一時撤退させるようにする。

選手がフィールドから離れたら、医療関係者の手当てを受け、3分間フィールドから離れたままでいなければならない。

頭部外傷、心臓疾患、その他の重傷の可能性がある場合など、3分間の要件には特定の例外もある。

この新ルールのポイントは、外に出された後3分間のプレイができなくなるためプレイヤーの意図的な時間稼ぎを避けることができる。また選手を1度外に移動させて治療するため、試合の実時間がしっかりと担保される。

MLS NEXT PROの関係者は「オフフィールド・トリートメント・ルールの導入は、様々な面で我々のゲームに良い影響を与えると信じている。この新ルールによって、医師はプレッシャーの少ない、よりコントロールされた環境で選手を治療できる。また意図的に時間を稼ごうとしている選手やチームの対策にもなる。試合の中断が少なくなれば、より面白くなるだろう」と語る。

レッドカード・サスペンション・ルール

レッドカード・サスペンション・ルールについては、レッドカードによる影響をより大きくさせるために、レッドカードを受けた選手は、その試合の対戦相手との次回の対戦で、1試合の出場停止処分を受けることになる。

このルールは、直接レッドカードを受けた場合、または2枚目のイエローカードで退場を命じられた場合に適用される。つまり累積イエローカードは無関係。

ただし、次節での試合でも出場停止になるのかは定かではない。また該当シーズンで退団する選手など、レッドカードを受けてもその選手が次回の直接対決において弊害がない場合にどう対応するのか、ルールにすこし抜け目を感じる部分もある。