ワールドカップ

サッカー界で最も大きな大会と言っても過言ではないワールドカップ。選ばれた代表選手や監督は優勝に向かって戦い、ファンはそれを全力で応援する。

代表として勝つことはもちろんだが、一方で選手たちにとっても大きなアピールの舞台となる。若手選手が一気にブレイクしてビッグクラブに引き抜かれることも少なくない。

カタールワールドカップの若手注目選手でいえば、ペドリ(スペイン)、ムシアラ(ドイツ)、ベリンガム(イングランド)などが挙げられるだろう。

今回は、ワールドカップの最年少ゴール記録トップ10を紹介していこう。

10位 ディヴォック・オリジ(ベルギー、19歳65日)

2014年ブラジル大会で記録された。ベルギー代表はアルジェリア、ロシア、韓国と同じグループHに入り、全勝で決勝トーナメントに進出。オリジは、グループステージ2戦目のロシア戦で試合終了間際に決勝ゴールを決めた。チームはラウンド16は突破したものの、準々決勝でアルゼンチンに敗れて姿を消した。現在はACミランでプレーする。

9位 ユリアン・グリーン(アメリカ、19歳25日)

2014年ブラジル大会で記録された。アメリカ代表はガーナ、ポルトガル、ドイツと同じグループGに入り、1勝1分1敗で決勝トーナメントに進出。グリーンは、ラウンド16のベルギー戦で反撃の狼煙となる1点を決めているが、チームは2-1で敗れた。現在はグロイター・フュルト(ドイツ2部)でプレーする。

8位 アレクサンダル・ティルナニッチ(ユーゴスラビア、18歳365日)

1930年ウルグアイ大会で記録された。ユーゴスラビアは、ブラジル、ボリビアと同じグループ2に参戦し、全勝で突破。ティルナニッチは、初戦のブラジル戦で先制ゴールを決めた。しかしチームは、準決勝のウルグアイ戦で大敗を喫し、ワールドカップ初代王者の夢は潰えた。

7位 リオネル・メッシ(アルゼンチン、18歳358日)

2006年ドイツ大会で記録された。アルゼンチンは、コートジボワール、セルビア・モンテネグロ、オランダと同じグループCに入り、2勝1分で決勝トーナメントに進出。メッシは、2戦目のセルビア・モンテネグロ戦で試合終了間際にゴールを決めた。チームは、準々決勝でドイツにPK戦の末敗れ、優勝とはならなかった。

6位 ドミトリー・シチョフ(ロシア、18歳232日)

2002年日韓大会で記録された。ロシアは、日本、ベルギー、チュニジアと同じグループHに入ったが、1勝2敗で3位とわずかに及ばず、グループステージ敗退となった。シチョフは、第3戦目のベルギー戦で1点差に迫るゴールを決めた。