今週、フランクケシエの公式発表があったバルセロナ。チャビ監督自ら電話で口説いたと言われている。また彼の移籍を後押ししたのは元バルセロナ、同郷のヤヤ・トゥーレでもあったそうだ。

今回はそんなヤヤ・トゥーレもランクインしているバルセロナの選手売却額ランキングTOP10を紹介していこう。

10位 ロナウド(フェノーメノ)

移籍金2800万ユーロ

→インテル

インテル時代に「イル・フェノーメノ」のあだ名が付く前から怪物っぷりを発揮していたロナウドはバルセロナに1シーズンだけやってきて得点王になり、インテルに渡った。

9位 ヤヤ・トゥーレ

移籍金3000万ユーロ

→マンチェスターシティ

冒頭でもお伝えしたフランクケシエの先輩だ。モナコからバルセロナにやってきたヤヤ・トゥーレは2008年にペップ政権になってからブスケツの控えになってしまった。しかしいざというときにはCBでも活躍することもあった。ちなみにケシエも元々CBの選手だったためプレースタイル共に通ずる部分が多い。

ヤヤ・トゥーレはその後、アブダビ王族のシェイク・マンスール・ビン・ザイード・アル・ナヒヤーンによって生まれ変わったマンチェスターシティに移籍することとなった。

8位 ジェリー・ミナ

移籍金3025万ユーロ

→エヴァートン

コロンビア初のバルセロナに所属した選手だ。バルセロナでプレーしたのは1年未満で、その後はエバートンにローン移籍から完全移籍でクラブを去ることに。バルセロナには1000万ユーロ強で入ってきたため、クラブは1900万ユーロのキャピタルゲインを得ている。

7位 セスク・ファブレガス

移籍金3300万ユーロ

→チェルシー

無敵艦隊を象徴する選手の一人。アーセナルでブレークしバルセロナに渡ってきたセスクはアーセナル時代とは違いCFとして使われる試合も多くなった。そしてメッシもそうだったが、ファブレガスは初代ゼロトップの選手と言ってもいいのかもしれない。

2015年からはチェルシーに渡り、プレミアリーグに復帰することとなった。

6位 ヤスパー・シレッセン

移籍金3500万ユーロ

→バレンシア

額だけで見ると6位だが、このオペレーションでバルセロナは当時バレンシアに所属していたネトをトレードとしてクラブに迎えているので少し異例のケースだ。

5位 マウコム

移籍金4000万ユーロ

→ゼニト

18-19シーズンにボルドーに移籍してきたマウコムは期待されていたほどの活躍はできず1年足らずでゼニトに移籍。

4位 アレクシス・サンチェス

移籍金4250万ユーロ

→アーセナル

チリ代表の象徴とも言える選手で国内で絶大な人気を誇る。アルゼンチンのリーベルプレートの活躍が評価されバルセロナに移籍したアレクシス・サンチェス。クラシコでのディエゴ・ロペスの頭の上を通り過ぎる鮮やかなループシュートは印象に残っている人も多いだろう。

バルセロナの後はアーセナルに渡り1年目から得点を記録。3年目には24得点という素晴らしいパフォーマンスを見せた。

3位 パウリーニョ

移籍金5000万ユーロ

→広州恒大

トッテナムから広州恒大に移籍したパウリーニョはその後、バルセロナにクラブで4番目の高額移籍(4000万ユーロ)でやってきた。

バルセロナが求めるサッカーとは異なるダイナミックなサッカーを得意とするパウリーニョには周りが獲得を疑問視していたが、チームにフィットし加入1年目の17-18シーズンではマドリーからラ・リーガの王座奪還に貢献する。

2位 ルイス・フィーゴ

移籍金6000万ユーロ

→レアルマドリー

フィーゴと言えば禁断の移籍が出てくる方は多いのではないだろうか。サッカー界のインフレが深刻化する中でも6000万ユーロの移籍金は相当高額だが、27年前のサッカー界にとっての6000万は破格だ。

バイアウト条項(契約解除違約金)を発動したことでフィーゴを失ってから、バイアウト条項で他クラブが手の届かない額を設定する傾向になった。しかしオイルマネーのサッカー界進出によってこの牙城が崩されることは当時のファンは想像もしていなかった。

1位 ネイマール

移籍金2億2200万ユーロ

→パリSG

1位は予想がついた方も多いだろう。17-18シーズンにパリがバルセロナのバイアウト条項を発動させたことでPSGに移籍した。この一件以降バルセロナが財政難に陥るとはまだ誰も想像していなかっただろう。詳しくはこちら。