セルヒオ・ブスケツがバルセロナでトップチームデビューして以来、カンテラ出身の多くの選手が彼の陰に隠れてしまうことになった。
バルサにとってブスケツの登場は、世界最高のピボーテの存在でもあったが、新たに才能のあるピボーテを育てるのが難しくなったのが現実だ。
というのも、ブスケツは怪我が少なく、1シーズンでの出場数を40試合を軽く超えるため、カンテラ出身の若手選手へは継続的に試合を任せることはなかった。
Sergio Busquets will sign with Inter Miami until 2025, reports @tjuanmarti pic.twitter.com/V1JQ3ParPZ
— B/R Football (@brfootball) June 18, 2023
セルジ・サンペルやモンチュの経歴は良い例となる。サンペルは現在28歳でヴィッセル神戸でプレー。スペイン国内ではレンタル移籍を重ね、最終的には2019年に日本でプレーすることを決断した。
一方、モンチュもレンタル移籍を繰り返し、2021年にグラナダに完全移籍。他の例を挙げると、イライクス・モリバはRBライプツィヒへ、オリオル・ブスケツはクレルモンへ、ジェラール・グンバウはレガネスへ、ハンドロ・オレジャナは昨シーズンピケがオーナーを務めるアンドラへそれぞれ移籍した。
現在、ラ・マシアにはブスケツの後継者として数人の選手がいる。マルク・カサド、パウ・プリム、マルク・ベルナルが最も注目されているが、他にもダニ・ダビラやジェラール・エルナンデスなどの名も。また、バレンシアへのレンタル移籍が終了したニコ・ゴンサレスの存在も忘れてはいけない。
ただし、現在一番ブスケツの後継者として有力なのは現在ジローナ在籍のオリオル・ロメウ。資金的にブロゾビッチ獲得の複雑さに直面する中で、シャビ監督にとってロメウのような「低コスト」の補強やカンテラの選手に注目することが最善の解決策となるかもしれない。
(By ALLSTARS CLUB編集部)
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