ブラヒム・ディアス

レアル・マドリーは2023年1月7日の試合でスペイン人の選手をスタメンで一人も起用しないという異例の出来事があった。これはクラブ史上4,435試合で一度もなかったことだ。

こうした傾向は近年、レアル・マドリーが国内選手の重要性を軽視していることを物語っているのかもしれない。2018年には13人のスペイン人選手が在籍していたが、その後は8人、7人、8人、そして現在は8人と減少している。

一方で、ブラジル人選手の存在は増加しているのが興味深い。サッカーの世界では、国籍よりも実力が重要視される時代となっているのだ。

その一方、スペイン人選手を狙って動いたとは考えにくいが、レアル・マドリーはフラン・ガルシア、ブラヒム、ホセルといったスペイン人選手を獲得した。これにより、現在レアル・マドリーには9人のスペイン人選手が在籍することになる。

しかし、右SBのオドリオソラは退団する可能性が極めて高いとスペインメディアは報じている。右サイドバックのポジションではカルバハルが先発であり、ルーカス・バスケスが控え、さらにナチョもオドリオソラよりも優先されているため、アンチェロッティ監督からは戦力外通告を伝えられている。CBのヘスス・バジェホも似たような状況だ。

スペイン人選手が多く在籍していれば有利というわけでもなく、レアル・マドリーもスペイン人選手が何人クラブに在籍しているか気にしている可能性は低いが、来シーズンに向けてさらにスペイン人選手を補強するのか、注目していきたいところだ。

(By ALLSTARS CLUB編集部)