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今日、自国の選手のみならず多くの海外選手が各国リーグで活躍する。Jリーグも例に漏れず主にブラジル人選手や韓国人選手たちが日々しのぎを削り、一方で日本人選手も以前と比べて欧州などの海外へ活躍の場を移すことも多くなった。

21-22年、日本人選手が多く在籍している国はドイツとベルギーだ。ドイツでは2部リーグを合わせて12選手、ベルギーでは14選手がプレーする。ドイツは一昔前から多くの日本人選手が活躍しているが、一方のベルギーはここ数年で一気に日本での知名度が上がったリーグと言えるだろう。

では、ここで海外の選手に注目してみよう。サッカー強豪国であっても、自国リーグが世界的に見てあまり高くない場合、もしくは南米のように給与面で欧州と大きな差がある場合、選手たちはより良い環境へ身を移し、自身のレベルアップを目指すことが多い。また、強豪リーグも彼らを積極的に引き抜く傾向がある。

今回は、世界で最も海外へサッカー選手を輩出している国トップ5を紹介していこう。(参考:CIES)


5位 ドイツ(441人)


意外にも欧州5大リーグの一つであるブンデスリーガを持つドイツが5位にランクイン。441人ものドイツ人選手が国外へ移籍している。ただ、ドイツが5位である理由は、ドイツで生まれ育ったトルコ系選手たちのトルコへの移籍が多く見られるからである。

ブンデスリーガ以外の欧州5大リーグで活躍する主なドイツ人選手は、ギュンドアン(マンチェスター・シティ)、クロース(レアル・マドリード)、テア・シュテーゲン(バルセロナ)、ハヴァーツ(チェルシー)などがいる。

4位 イングランド(525人)


4位はなんと世界ナンバーワンリーグであるプレミアリーグを持つイングランドが入った。イングランド人選手が海外で活躍するイメージはあまりないが、4位に入っている理由はウェールズ、北アイルランド、スコットランドといったUK内の他地域に移籍することが多いからだそう。

プレミアリーグ以外の欧州5大リーグで活躍する主なイングランド人選手は、ベリンガム(ドルトムント)、スモーリング(ローマ)などがいるが、やはりプレミアリーグから他国の強豪リーグに移籍する例はあまり見られない。

3位 アルゼンチン(815人)


3位には南米の強豪国アルゼンチンがランクイン。815人もの選手を海外リーグへ送り込んでいる。アルゼンチンリーグは、リーベル・プレートやボカ・ジュニオールズといった南米屈指の強豪クラブが所属しており、欧州各強豪クラブも目をつけている。

2021年夏には、リーベルのモンティエルがセビージャに引き抜かれ、2022年冬にはリーベルの若手フリアン・アルバレスがマンチェスター・シティに移籍した。また21歳のエンソ・フェルナンデスも欧州への移籍が噂されている。

欧州5大リーグでプレーする主なアルゼンチン人選手は、メッシ、ディマリア(共にPSG)、ラウタロ(インテル)、オカンポス(セビージャ)、アンヘル・コレア、デパウル(アトレティコ・マドリード)、ロメロ(トッテナム)などがいる。

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