レアル・マドリード

レアル・マドリードは、新サンティアゴ・ベルナベウの運用に向けて「レジェンド社」と契約を結ぶことが決定的となった。同社はスタジアムに関連するすべてのビジネスを展開する企業の20%の株式を取得することになるという。その対価として、レアル・マドリードには最大4億ユーロ(約514億円)が注入される。

この提携は、当初の20年の予定が最終的に25年となり、レジェンド社との繋がりも、工事資金として要求されたローンの返済とマッチングするようになる。

メディアによると、スポーツ施設の運営を専門とするレジェンド社は、ベルナベウから年間4億〜4億4千万ユーロ(約514億〜566億円)の収入を得られると試算しているという。興行収入を加えると、「現在約2億ユーロ(約257億円)のビジネスに、さらに1億5千万ユーロ(約193億円)が加わる」というフロレンティーノ・ペレス会長の予測を大幅に上回る。

また、レアル・マドリードは2つの地下駐車場の建設にも取り組んでおり、30年の利権期間中にさらに2億7000万ユーロ(約347億3600万円)を生み出す可能性があるという。クラブはこれまで、その建設に6500万〜8000万ユーロ(約84億〜103億円)の投資を想定していた。

現在のレアルの目標は、ベルナベウをサッカー以外の用途も含めて、365日賑わう場所にすることである。例えば、バスケットボールコートや音楽のコンサート、そして見本市などだ。