この数年間でワールドクラスのCBに成りあがったクンデ。フランス代表でも出場機会を増やし、W杯でも出場機会が与えられるだろう。クラブではCL圏争いにも貢献、CLでも奮闘するなど目覚ましいキャリアを歩んでいる。

当時20日のクンデが2019年夏にセビージャに加わった時、クラブのスポーツ・ディレクターのモンチ氏はしばしばジャーナリストから20歳で経験が浅い選手を獲得するのにボルドーに2500万ユーロも払うのは高すぎないかと懐疑的な目を見られていた。それに対してモンチ氏は「数年経てばわかるよ」と返していたようだ。

そして3年後の22-23シーズンの移籍市場、セビージャはバルセロナにクンデを5000万ユーロプラス約1000万のボーナスで売却した。転売条項によりこの5000万ユーロのうち20%がボルドーに支払われることになる。セビージャは安く買って高く売るというビジネスモデルでまたしても大きな利益を得ることができたと言えるだろう。

そんなクンデだが、クラブ史上最高額の移籍で加入し、クラブ史上最高額でバルセロナに移籍することとなった。

ボーナスは最大で1000万ユーロあるが、半分の500万ユーロは実現する可能性が高いと言われており、一番満たすのが難しいボーナスとしてはクンデを擁してCLを制覇することだという。

次点ではベン・イェデルが4000万ユーロ、ラングレが3500万ユーロだがクンデの移籍は、これらを大きく上回っていることがわかる。ちなみにだがダニ・アウベス、ラキティッチ、アレイクス・ビダル、ケイタもセビージャからバルセロナに加入している。