CFバダロナは10月にSADへの転換を開始したスペインサッカー連盟2部のクラブだが、必要とされる105万ユーロ(約1.36億円)に対して、7名の会員からわずか22,050ユーロ(約287万円)の資本参加しか集まっていない状況であった。


ビジャレアルFWジェラール・モレノがCFバダロナに復帰することが決まった。復帰と言っても、選手としてではなく(ビジャレアル下部組織に入団する前はCFバダロナでプレーしていた)、投資家としての復帰となった。モレノは、スペインサッカー連盟2部に所属しているクラブが開始した増資の大部分をカバーするために交渉している。スポーツ株式会社(SAD)への転換で必要となった105万ユーロ(約1.36億円)のうち、3,150ユーロ(約41万円)で株を買った会員はわずか7人で、合計22,050ユーロ(約287万円)しか集まらなかった。

332人の会員と838人のシーズンチケット所有者を持つバルセロナに拠点を持つクラブは、2021-2022年シーズンの105万ユーロ(約1.36億円)の予算を承認した。コロナ禍の中で、昨シーズンは14,052ユーロ(約183万円)とわずかながら利益を上げている。

スポーツ株式会社(SAD)化のプロセスは、困難な時期にクラブ会長に就任したミゲル・アンヘル・サンチェス氏が主導している。2013年に就任して以来、700万ユーロ(約9億円)のマイナス資金を抱えていたクラブは、60万ユーロ(約7,800万円)の自己資本を持つまで築き上げた。