ヴィニシウス

FCバルセロナは、ブラジルの新星、ヴィトール・ロッキの獲得を正式に発表した。18歳のブラジル人選手は、アトレチコ・パラナエンセからの移籍で、移籍金は3,000万ユーロに加えて3,100万ユーロのボーナスと報道されている。

ロッキはバルサとの契約を2031年まで結び、契約解除金は5億ユーロに設定された。ロッキは、おそらく「1月から」チームに合流する予定であると代理人のアンドレ・クリーがスペインラジオの『El Larguero』にて話した。

バルセロナがロッキを獲得することになった背景には、数年にわたる関心があった。

「2019年に最初の接触があり、昨年の6月からはデコが彼の獲得を決定づけるのに重要な役割を果たしました。ラ・リーガのクラブを含む多くのクラブがヴィトール・ロッキに興味を持っていました」とクリー氏は語った。

元バルサのスカウトであるクリー氏は、ロッキが他の欧州ビッグクラブからもオファーを受けていたにもかかわらず、バルセロナへの入団を決めていたと言う。

「彼はバルサでプレーしたいという意志は揺るがず、お金の問題ではありませんでした。これは将来のプロジェクトであり、バルセロナは誰もを魅了します」とクリー氏は話す。

一方でクリー氏はインタビューの中で、現在レアル・マドリードで活躍するヴィニシウスが当時バルサに移籍することがほぼ決まっていたと述べた。

「ほぼほぼ(バルサへの移籍が)決まっていていました。レアル・マドリーはヴィニシウスがバルセロナにいることを知り、彼をマドリードに招待しましたが、実をいうとレアル・マドリーは彼の存在すら知らなかったのです。ヴィニシウスがレアル・マドリーに移籍したのは彼の代理人の選択でした。私たちは3年間ヴィニシウスの移籍に取り組んできましたが、彼の代理人たちは私たちを裏切りました。ヴィニシウスはバルサのファンだと私に言いました。バルサがPSGに6-1で勝った時、彼はうれし涙を流しました。他人から聞いたのでははなく、本人から言われたことです」とクリー氏は断言した。

さらにクリー氏は、ロドリゴにも興味を示したことを認めた。「ヴィニシウスの件は裏切りの問題です。ロドリゴとは合意まで至りましたが、最終的に加入を選択しませんでした。私にとってロドリゴはヴィニシウスよりも総合的に優れていると考えています。私たちはサントスと交渉していましたが、合意には至らず、その後、マドリーが経済的に強く参入してきました。ロドリゴの父は、サントスとバルサの間で合意を成立させれば、ロドリゴはFCバルセロナに行くと言っていました」とクリー氏は述べた。

(By ALLSTARS CLUB編集部)