先日、ドイツ代表のイルカイ・ギュンドアン(32)のFCバルセロナへの移籍が発表された。選手の個人的な動機やプロジェクトに加え、ギュンドアンがバルサを選ぶ一因となったのは、親友であるレヴァンドフスキの存在が大きかった。2011年から2014年までの3シーズン、ボルシア・ドルトムントで一緒にプレーし、3つのタイトルを獲得した功績を残している。

2人が出会ったシーズンは2011/2012年。当時19歳のギュンドアンは、ニュルンベルクから加入した一方、レヴァンドフスキはドルトムントで2シーズン目を迎えていた。当時、ユルゲン・クロップ監督の指揮下でプレーしていたチームは4-2-3-1のフォーメーションを採用し、レヴァンドフスキがFWに立ち、ギュンドアンはダブルボランチの一員としてプレーしてた。そのシーズン、ドルトムントはドイツ国内でカップ戦とブンデスリーガを制した。

2人が共に過ごした2シーズン目は2012/2013年であった。そのシーズン、ボルシア・ドルトムントはチャンピオンズリーグで素晴らしい成績を収めたが、決勝でバイエルン・ミュンヘンに敗れた。そのシーズンの準決勝、レアル・マドリードとの対戦でのレヴァンドフスキが4ゴールを獲得したのを皆さんは記憶していることであろう。チャンピオンズリーグでの功績にもかかわらず、ドルトムントはそのシーズンにはタイトルを獲得することはなかった。

2人が共に過ごした最後のシーズンは最も厳しいものとなった。ギュンドアンはシーズンの初めに脊髄の問題を抱え、序盤の3試合を除く全試合は欠場。それでも、2013/2014年の最初の試合で、2人はチャンピオンズリーグのリベンジとなるスーパーカップをバイエルン・ミュンヘンに4-2で勝利した。シーズン後の2014年の夏、レヴァンドフスキはバイエルンに移籍することが決まり、両者は離れ離れになることになった。ギュンドアンはその後2年間ドルトムントに残り、その後マンチェスターCに移籍した。今回はバルセロナで再びタイトルを獲得し、ドイツでの苦い結末を書き換えるチャンスを手にすることになった。